子供にとっては年に1度のビッグイベントであるお正月のお年玉!
ですが、大人の皆さんが気を付けてあげないとせっかくのお年玉イベントで子供が悲しい思いをしてしまうかもしれません。
お年玉っていくら渡すのが正解なの?
結論から言えば、お年玉の金額が多すぎても少なすぎても子供にとって不利益となってしまう場合があります。
本記事ではお年玉の相場、お年玉をあげる時のマナーなど解説しています。
お年玉に関する質問もまとめているので、お年玉の意味を再確認してお年玉を楽しいイベントにしてあげましょう!
お年玉の相場っていくらくらい?
お年玉の相場は主に「年齢」で決めるケースが多いです。全国的な平均金額はこのようになっています。
年齢 | 金額 |
---|---|
0歳〜2歳 | 0円~1,000円 |
3歳〜5歳 | 1,000円~3,000円 |
6歳〜8歳 (小学校低学年) | 3,000円〜5,000円 |
9歳〜12歳 (小学校高学年) | 5,000円前後 |
13歳〜15歳 (中学生) | 5,000円〜10,000円 |
16歳以上 (高校生以上) | 10,000円以上 |
ご家庭の事情やや続柄のよって異なる場合もありますので、必ずしもこの金額通りでないと非常識という訳ではありません。
お年玉は「子供に喜んでもらう」という事が最も大切なイベントですので、その年齢のお子様が喜んでくれるであろうおもちゃや絵本などをあげても良いでしょう。
6歳から12歳(主に小学生くらいの年齢)にかけて少しずつお金のことが分かってくる年齢なので、子供の成長に合わせた金額のお年玉を渡しましょう。
お年玉をいくらあげるか困った場合
一般的なお年玉の金額を解説しましたが、家庭の事情などさまざまな理由で「いくらお年玉をあげるべきか」わからないこともあります。その際は下記を参考にしましょう。
金額の決め方の基準
- 学年(小学生)×1000円
- 1カ月のお小遣い+α
- 子供の親に直接聞く
迷う場合は「小学校学年×値段」などで計算した金額も大体相場通りになるようです。ただし、4年生になった場合4のつく4,000円になるので、キリのいい5,000円などにしましょう。4や9のつく数字は縁起がよい数字ではありません。
月々のお小遣いなどを基準にそれを少し上回る金額などで決めるのが良いでしょう。
お年玉は多すぎても少なすぎても良くない
お年玉は多すぎても少なすぎても子供にとって悪い思い出となってしまう場合があります。
お年玉が少なすぎる(高校生なのに1,000円のような)場合には子供に馬鹿にされてしまったり、少なすぎることを理由に子供が周りからいじめれたなんてことに発展してしまうケースもあるんです。
逆に多すぎる場合はそのご家庭の教育に悪影響を及ぼしかねません。月のお小遣いが1,000円のところ5万円のお年玉をもらって金銭感覚が壊れてしまうなどではこれまでのお金の教育が水の泡。
お年玉をあげる時のマナー
毎年、恒例の行事として行われている「お年玉」ですが、一応マナーも存在します。代表的なものを5つピックアップしましたので、参考までに紹介します。
目上の人から渡す
お年玉は基本的に、目上の人から渡すのがマナーです。
日本の家庭でいうと、父親から子供に渡すのがマナーとなっています。これは父親が外で働き、母親は家を守るという日本の文化からきています。
ただ、これは絶対ではありませんので覚えておくだけでOKです。
ポチ袋に入れて渡す
お年玉を渡す際は、必ずポチ袋に入れて渡しましょう。
基本的にお金をサイフから出して、そのまま渡すのはマナーとしては良くありません。
特に、お年玉は子供にとって、1年に1回しかない待ちに待ったイベントです。子供が好きなキャラクターや、子供に似合うポチ袋を用意して渡しましょう。
小学校高学年〜は思春期に入る前なので、大人なポチ袋がいいです。キャラクターモノのポチ袋だと「子供扱いされている」と勘違いする可能性もあります。
もちろん、子供によりますが、そこは子供の性格に合わせて用意しましょう!
お金はできるだけ新札を渡す
お年玉を渡すときは、できるだけ新札や新しいお金をあげましょう。
これは「1年に1回しかない行事だから」ということが由来しています。ただ、この結婚式のように厳しいマナーではないので、新札がない場合は使い古したお金でも大丈夫です。
お札がぐしゃぐしゃしていたり、ちぎれたりしているものはNGですが、真ん中が折れてたりするくらいのもの(上の画像くらい)であればOKでしょう。
4や9で始まる金額は渡さない
お年玉を渡すときは4や9から始まる金額を渡すのはやめましょう。(これは絶対です。)
4や9は不吉な意味を表す数字です。
4=死、9=苦
特に、お年玉は子供にとっての祝い事です。祝いの時に子供に4や9を表すお年玉を渡すと、不吉な物を渡すことと同じなのでやめておきましょう。
お札の折り方に気をつける
実はお年玉をポチ袋を渡すときには「折り方の決まり」があるんです。
お年玉に関するよくある質問
お金ではなく、おもちゃ等をあげても良いのか?
0歳から2歳などの子にはおもちゃをあげても良いでしょう。
絵本が好きなら絵本をあげても良いですし、行きたい場所があれば、行きたい場所に連れてってあげるのもアリです。
「お年玉=お金」ですが、お金だけが正解ではありません。1年に1回しかないことなのでその子が「思い出」になることをしてあげるのも間違いではないんです!
自分の子供にお年玉を上げるのはあり?
自分の子供にお年玉を上げることは全く問題ありません。
さらには自分の子供なので相場観を気にすることなく渡しても大丈夫です。
ただ、自分の子供にお年玉をあげるという家庭は3~4割と若干少数派となっていますので、あげてもあげなくてもどちらでも構いません。
ギフトカードやQuoカードをあげて良いのか?
子供にお年玉をあげるときは極力「お金」にしてあげてください。
ただ、遠方に住んでいるなどの理由でなかなか会えない場合などは現金書留などで送るよりもサクッと電子マネーなどで送ってしまっても問題ありません。
電子マネーを選択する場合、できるだけ自由度の高いAmazonギフト券などで渡すと喜ばれます。
子供に渡すと怖いから、あげないということは失礼か
特別な状況でなく、自身の金銭面にもお年玉くらいの余裕があるのであれば渡すようにしましょう。
もちろん、お金を管理できない年齢の子やお金のことをまだ知らない年齢の子もいますが、一年に一度の祝い事なので渡すようにしましょう。
お金をいただくという行為で子供は大人が思った以上にいろいろなことを吸収します。そういう意味では「お年玉」という行事は重要かもしれないですね。
また、お祝い事でもお年玉を渡せない経済的に苦しい家庭や、お小遣いをあげることも大変な家庭もあるでしょう。
お年玉の相場は確かにありますが、お年玉は愛情であり気持ちです。いくらでもいいのでできるだけ渡すように心がけましょう。
お年玉は子供にとって楽しいイベント!相場を把握して愛情を渡しましょう
お年玉は子供にとって1年に1回、大きなお金をもらえるビッグなイベントです。
相場や意味を覚えておき渡す側も楽しい行事にできるといいですね!